待てば甘露の日和あり

文系腐女子の考察と妄想。 ※一部コンテンツは他サイトにもマルチ投稿。

最近、当方のスマートフォンは、ターゲティング広告で、頻繁にバストアップ商品が表示されるようになってしまいました。

 

そう、あの有名ネット市場で、バストアップ効果のあるナイトブラを検索した結果です。

 

 

ブラジャーのワイヤーが骨に刺さって痛くて着用できない当方は、常日頃ブラトップを愛用していました。しかし最近とみに暑い。しかも夏本番はこれから。日本列島はこの夏、一体どうなってしまうのか。干物女は来たる夏の茹だる熱帯夜での木乃伊化フラグを検知。その回避に夜用ブラなるものに光明を見出して、さらに欲を搔き一石二鳥を狙って、バストアップ効果のある品を……検索してしまったのです。

 

ワイヤーなしでラク、良い響きです。脇や背中に肉が流れ、さらに貧乳を加速させることを防いでくれる、とても重要です。ブラ付きキャミソールより布面積が少ないのも素晴らしい。しかしお高い。そもそもブラジャーというものは安くも買えますが、大抵はそれなりのお値段です。高性能で良い品ならなおさらでしょう。肉体を直接、長時間ある程度締め付ける下着は、粗悪であれば、健康被害も起こり得ます。バストアップ効果のあるナイトブラともなれば、開発の苦労もひとしお。ええ、それは、わかります。

 

しかしながら、細き渡世にあって、ゆとり育ちの大量生産・大量消費のこの悪しき資本主義社会に生きる消費者たる当方は、お値段相応の効果を期待してしまいます。購入を前向きに検討する、そう決着し、ブラウザを閉じました。

 

 

 

さて、このコンプレックスの源泉たる儚げな肉体パーツには、小胸、貧乳、シンデレラサイズ、まな板、絶壁、洗濯板……優しくオブラートに包んだ表現から、激しく同意できる的確な表現まで、豊富な表現ワードが存在します。さまざま呼び方はありますが、真実はいつも一つ。当方はまな板、洗濯板と見紛う絶壁の貧乳たるシンデレラサイズの小胸さんなのです。

 

 

パンダが可愛いから許す。しかし、もっと気を遣えよ、市場。

 

 

 

家族にスマホを貸したとき、バストアップサプリやバストアップブラジャーが表示されたときの気まずさ。ああコイツ貧乳だもんな、あら貧乳悩んでたの?と彼らが思うこと必至。

 

 

 

さらに、バストアップ商品を検索する人は、貧相な小胸の持ち主、つまり貧乳でしょう。そして貧乳の悩み、バストアップの悩み、ひいては貧乳にコンプレックスがあることも自明の理。そんな貧乳コンプレックスをひたすら刺激し、バストアップ商品の購買を誘導する。卑劣か。

 

 

ここからが本題です。このページには、検索キーワード対策として、バストアップ(50回)、貧乳(30回)、ナイトブラ(10回)、ブラジャー(15回)、コンプレックス(20回)を使用させて頂いております。

 

バストアップ商品の口コミを検索すると、こういった対策がガッツリとられた記事がズラッと表示されます。画像も見やすくて、言葉も分かりやすい。商品がとても素敵に思えて仕方がなくなります。

 

プロライターの仕業です。もうだれも信じられない。

 

 

しかし、ジョースター卿も言っていました。「逆に考えるんだ」

そんなわけで、巷で貧乳に劇的効果が望めると噂の「ふんわりルームブラ」を購入しました。キャンペーンにつき送料無料で本体価格も割引。洗い替えも当然必要。実に上手い商売です。送料無料。運送業界は大丈夫なのだろうか、一抹の懸念を抱きつつも送料無料を選んでしまう悪い消費者です。

閑話休題。効果が出れば何の問題もなく、悪魔的天才と言うほかない開発者さまと素晴らしき口コミレビューを書いてくれたプロライターさん方に五体投地で感謝すれば良い。効果がなければ、バストアップへの諦めもつき、木乃伊対策にナイトブラを購入したと思えば良い。良いこと尽くめですね。発想の転換はいつだって役に立つ知恵です。ジョースター卿、善き知恵を息子に残しますよね。

 

 

その様な仕儀で、貧乳(卒業予定)は一緒に釣られてくださる同志をゆる募しております↓
楽天ROOM

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米津玄師「Lemon」解釈




紅白には謎演出で出場していましたが、そもそも歌詞も謎です。
司法解剖ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として作られた経緯、製作中に米津さんのお身内に不幸があったというコメントから、亡くなった「あなた」へのレクイエム、だと辛うじて分かります。
それでも難解なので、一文(1フレーズ?)ごとに、独自解釈しました。


歌詞カード片手にお読みください。


これは現実で、
今の現実に貴方はいない。
貴方が居た昔に帰りたい。
過去として割り切れず、現在も貴方を思い出す。

昔は幸せだったが、
貴方とお別れしたから、今は不幸せ。
貴方に言いたい後ろ暗い過去があった。貴方に聞いてもらえたら、きっと楽になった。(貴方には言えた、辛い経験がある。貴方に明かせたから、過去にできた。)
もう貴方はいないから、この苦しみは墓場まで持っていくことになる。

貴方をうしなうよりも辛いことなんてない。

貴方といた頃にも、悲しいことや辛いことはあった。
でも貴方との思い出だから、愛おしい日々でもあった。
思い出さずにはいられない。※レモンに深い意味はないのでは?
貴方をうしなった悲しみが癒えるまで、私に安息はない。
今でも貴方だけが私を照らし導く存在。貴方がいないから、私の世界は暗い。

目を閉じて、想像した(夢に見た)貴方は、私に背を向けている。
ずっと一緒にいたから、貴方を瞼の裏に思い描くことは簡単。
貴方がいなくなった事実を向き合う度に、
鎮魂や懐かしさのような整理された感情ではなくて、ただ涙が流れる。

瞼の裏(夢の中)の貴方は何を見て、何をしていたのか、私には分からない。
貴方は私に背を向けていたから、横顔も見えなかった。

死後の世界がどうなっているのか分からないけれど、彷徨える貴方の魂が、貴方をうしなった私のように、
悲しくて泣いてしまうほど寂しい日々を過ごしているなら、
貴方には私を忘れて楽になってほしい。
忘れられることよりも、貴方の魂の安寧を求めるくらい、
今でも貴方だけが私にとって、尊く、重要で、大切な存在。

貴方がいた頃には自覚しきれていなかったほど、
私は貴方が好きだった。
貴方がいなくなってからは、
呼吸さえままならない。

いつも一緒にいたから、
貴方がいない現実が信じられない。
貴方のことを忘れることはできない。
もしかしたら悲しみが癒える日はいつか来るかもしれないけれど、貴方との思い出は決して消えない。

貴方といた頃にも、悲しいことや辛いことはあった。
でも貴方との思い出だから、愛おしい日々でもあった。
思い出さずにはいられない。
貴方をうしなった悲しみが癒えるまで、私に安息はない。
二つに切り分けた物は、一方がなければ完全体には戻れない。一心同体だった私達だから、貴方という半身をなくした私もまた不完全で。
今でも貴方だけが私を照らし導く存在。貴方がいないから、私の世界は暗い。


↑ここまで妄想解釈

タイトルはLemonですが、別にレモンである必要はない気がします。
故人を偲ぶよすが、という可能性はありますが、アンナチュラルのキャラにも米津さんにも、レモンにまつわるエピソードはありません。
桃やメロンのような、甘く縁起の良いものでは、ここまで悲哀を表せなかったので、チョイスは秀逸ですが。


イメソンとしては、やはり片方が故人のカプに合いますね。
  • ヒロゼロ(景零)
  • 松田爆死前の松萩
  • ヒカ佐為
  • マナアレ
  • 10年後のツナ獄
  • スザユフィ ※男女CP
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「出勝」の読み方は諸説あります。当方は、イズカツ、デクカツ、デカツの3種をよく目にします。おそらく、名前の頭2文字を取る流派、本人同士の呼び方を重視する流派、実際の字面を素直に読む流派に分かれているためでしょう。

当方はイズカツ派なのですが、これはそもそも、「出」という漢字の読み方が難解なことに端を発した問題なのではないか、と先日ふと思い至りました。

 

出る(デる)は、元々は出る(イヅる)でした。『日出処の天子』を思い出してください。

(イヅミ)と語源を同じくしているのでしょう。泉は出づ水(イズミ)です。水が湧き出ているのですから。

出で立ち(イでタち)など、今日でもイ+ダ行下二段活用の名残があります。

『一寸法師』に登場するマジックアイテム「打ち出の小槌」。読み方は当然ウチデノコヅチですが、ローマ字にしてみてください。''UCHIDE NO KODUCHI'' 何か気になりますね? ''IDE'' そう、本来は、「打ち出での小槌」(ウチイデノコヅチ)だったのです。

時代が下るにつれ、余分に感じた日本人により、イは省略されるようになります。

 

出久をイズクと読むには、古語の知識が必要となります。幼稚園児で漢字を読めたかっちゃんは天才ですが、普通のいじめっ子だったとしても、小学生になればデクと読めると指摘したことでしょう。

緑谷家の両親は国語が得意なあまり、うっかり難読であることを失念していた可能性があります。

 



ちなみに、対義語の「入る」も、似たような状況にあります。

入る(ハイる)は、元々は入る(イる)でした。蘇我入鹿(ソガノイルカ)を思い出してください。普段から耳目に触れる、入り口(イりグチ)に、イ+ラ行四段活用が残っています。

「ハイる」を調べると、「這入る」という字が出てきます。本来は「這ひ入る(ハいイる)」、四つん這いで入る時にハイると言いました。段々範囲が広がり、今では入る=ハイるが主流となりました。

タイクカン←なぜか変換できない から分かるように、同じ音が続く場合、今も昔も、つい省略してしまいます。

 

 

同音の類義語が多く、その上、漢字まで似ていることが多い日本語。そもそも大和言葉に漢字を当てた点で、この問題は必然でした。

 

現代語から語源に思いを馳せるのは、いささか不思議な気分ですね。

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